冬季限定で販売される「モンドール:Mont d’Or」。そのまま食べても美味しいですが、オーブンで焼くとトロトロになって絶品です。今回は、フランス人に聞いた焼き方をご紹介します!我が家では子供と一緒に食べるので、ワインは使わずにニンニクを乗せて焼いています。
※アフィリエイト広告を利用しています
モンドール(Mont d’Or)とは
モンドールとは、フランスとスイスの国境あたりにあるジュラ山脈地方で古くから製造されているチーズ。名前の由来は、ジュラ山脈の最高峰である「Mont d’Or」(金の山)です。
無殺菌の生乳を原料とするナチュラル・ウォッシュタイプの柔らかいチーズで、出荷の際にはエピセア(松の仲間)の樹皮が巻かれます。この樹皮も、モンドールの独特の香りの秘密のひとつです。
1981年にA.O.P(原産地名称保護)を取得しており、産地や製法のチェックを受けたものだけがモンドールという名前で売られます。
毎年9月10日から翌年の5月10日まで、期間限定で販売されるのも特徴です。作られる年によって味が微妙に異なるので、毎年楽しみに待っているファンが多いそうです。
気になるお値段は…
フランスのスーパーでは、400g入りのミニサイズが1つ9ユーロ程度で販売されています。通販サイトを調べてみたら、日本では同じものが5000円程度で売られていました!
ジュラ山脈で放牧された牛の生乳が使われているため、他のチーズと比べてお高め。1kgのモンドールを作るために、7リットルもの生乳が使われているそうです。
今年は、Leclerc(スーパー)の見切り品コーナーで、賞味期限間近のモンドールを発見。セラミック製のお皿付きで7.08ユーロと破格でした。モンドールは熟成されるほどに風味が濃厚になるので、チーズ好きの我が家的には賞味期限ギリギリでも問題なし。ただ、クセの強いチーズが苦手な方は、できるだけ新しいモンドールを買うことをおすすめします。
表面の皮はフワフワの白いカビで覆われていて、ときどきピンクやオレンジ色っぽいカビが出てきていることもありますが、全部焼いて皮ごと食べてしまって大丈夫です。
モンドール(Mont d’Or)の焼き方
モンドールはそのままでも食べられますが、フランスではオーブンで焼いてから食べるのが一般的。焼くと、味も香りもさらに感じやすくなります。溶けてトロトロになるので、ラクレットやチーズフォンデュのような感覚で食べられます。
今までオーブンで適当に温めていたのですが、今年はフランス人(夫のグルメな同僚)に、美味しい食べ方を聞きました。準備するものはモンドール400gとニンニク2かけ、アルミホイルです。モンドールにプラスチック製のカバーが付いている場合には外してください。
- ニンニクを薄くスライスする
- モンドールの表面に包丁で小さな切れ込みを入れる
- 切れ込みにニンニクを突き刺す
- モンドールを箱ごとアルミ箔で包む
- オーブン200度で20分ほど焼く
- アルミ箔を開いて表面を10分くらい焼く
オーブンによっても焼き加減が異なるので、途中でアルミ箔を開けて焼け具合を確認してください!
我が家では小さな子供と一緒に食べるので、ワインを使っていません。ワインの風味を付けたい場合には、表面の皮をナイフで外してスプーン2杯くらいの白ワインを入れ、もう一度皮をかぶせて焼くそうです。
付け合わせは茹でたジャガイモやパン
トロトロに焼けたモンドールと一緒に食べるのは、茹でたジャガイモやバゲットなどが定番です。ローストした鶏肉に乗せても美味しかったです!
ワインとの相性も抜群で、見た目にも豪華なので、パーティーメニューにもおすすめ。400g入りのモンドールなら、チーズ好きの家族4人でペロリと食べてしまいます。
あつあつのモンドール(Mont d’Or)は冬のご褒美!
寒い時期にしか手に入らないからこそ特別感のあるモンドール。普通のチーズと比べてお高いですが、上質な生乳が贅沢に使われているだけに味は格別です。我が家では、誕生日やお正月といった少し特別な食卓に上がります。簡単に豪華なメニューが完成するので、ぜひ冬のイベントのひとつにしてみてください!
エクスペディアで日本行きの航空券を検索 JTBで海外旅行を予約 HISで航空券を検索
コメント