美味しいけど買うと高いイチジク。フランスでは庭で育てている人も多いですよね。もし知り合いに美味しいイチジクの木を持っている人がいたら、挿し穂をもらって増やすのがおすすめです。この記事では、ほぼ放置でOKの超簡単なイチジクの挿し木(le bouturage)の方法をご紹介します。
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挿し木を始めるのにおすすめの時期は2月
庭師の夫によると、イチジクの挿し木を始めるのに最も適した時期は、地中で根が活動を始める2月頃。葉っぱが落ちた2月頃のイチジクの木はこんな感じです。枯れ木みたいに見えますが、先端の尖がったところは緑色をしています。
ちょうどこの時期に剪定をする人が多いので、挿し穂ももらいやすいです!
春に向かう時期にスタートすると成功しやすいみたいですが、私は10月にスタートしました。それでも、6本中6本すべて根が出ました!真冬の寒いときに、屋外ではなく常に18度以上ある屋内で管理していたのが勝因だと思います。
準備するもの
- ハサミ
- 土、小石
- 植木鉢
- ペットボトル
イチジクを切るためのできるだけ清潔なハサミと、土はスーパーや園芸店で売っている植物用のもの。(Terreau Universelと書いてありました)植木鉢はプラスチックの小さなものでOK。ペットボトルは、挿し木にかぶせて温度や湿度をキープするために使用。挿し木の高さに合わせて切ってください。
芽の部分を5本くらい切らせてもらう
準備ができたらイチジクの挿し穂をもらいます。「bouturageしたい」って言うとスムーズに伝わります!木(芽)の先っぽを15センチくらい切らせてもらいましょう。成功率は高いですが、念のため5本くらいもらっておくと安心です。
茎を斜めに切って、水を取り込む面積を広くすると成功率が高まります。また、私はやりませんでしたが、下から1センチくらい皮をむいてあげると水分を吸収しやすくなるそうです。
土に挿してたっぷりと水やり
挿し穂を家に持ち帰ったら、さっそく植木鉢に植えます。挿し穂は、切り口が乾燥しないように水を入れたコップなどに活けておきます。植木鉢の一番下に小石を敷き詰めて、その上に土を入れます。(土が流れないように小石を入れましたが、ほとんど水をあげることはないので小石はなくても大丈夫だと思います)
指などで穴をあけて挿し穂を入れ、周りの土を押し固めて固定します。挿し穂を入れる深さは3~5センチくらい。挿し穂がぐらつかなくなったら、下からこぼれるくらいたっぷりと水をあげます。その後、挿し穂にペットボトルをかぶせ放置します。
葉と実が出た!
10月の中旬にスタートして、室内の窓際に置いていたところ、1月の終わりに葉が出ていることに気が付きました。もう一つの方は小さな小さな実がついていました。挿し穂の存在はすっかり忘れていて、10月から1月まで一度も水やりはしませんでした。
実は、木の体力を温存するためにもぎ取りました。最初の年は収穫を期待せずに、木をしっかりと育てた方がいいそうです。
根っこもたくさん成長
2月に入り、ポットから根がはみ出しているのが確認できました。写真では見えにくいですが、たくさんの白い根が下に向かって伸びています。こうなったらこの植木鉢では小さすぎるので植え替える必要があります。
庭に植え付ける
2月の末、気温がマイナスにならなくなってから庭に地植えしました。イチジクは太陽が大好きなので、日当たりがいい場所を選びます。実がたくさんなって蜂が来ることも考えて、私は庭の南側の隅に植えました。乾燥にも強いですが、あまりに晴天が続くときには水をあげましょう!
実がなるのは来年以降。楽しみに待ちたいと思います。
まとめ:挿し木なら確実に美味しいイチジクの木が手に入る!
せっかくイチジクを育てるなら美味しい方がいいですよね。でも植木屋さんで買ったイチジクの木が美味しいとは限らない…。今回ご紹介した挿し木(bouturage)は、美味しい木の兄弟を増やすような感覚。だから木さえしっかりと選べば、頑張って育てたのに美味しくない…なんて心配はありません。収穫できるまでには2年くらいかかるけれど、手はかからないので気長に見守ってあげてください。
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